R25 No.328 Long Interview「デビュー後10年は、客は2人くらいだった」

映画の見所や、アートと映画の製作現場の違いについて語っています。

※以下、一部引用

「たとえば絵を描くとき。僕が最初アウトラインとラフなスケッチを描いてアシスタントに渡す。彼らはそれに肉付けしてくれます。僕は、頭と手と胴体をチョキチョキ切って、もう1回組み直す。そうすると彼らも…僕自身も考えていなかったものが出てくるんです。“あー、こういうものが作りたかったのか”って気づくんですけど、そこでやっぱりやめちゃう。

それで1年ぐらいして、べつの作品の3分の1と切り貼りすると“あ、合体した!  これだ!”みたいな(笑)。そんな作り方なんです。だからうちのスタッフはみんなものすごく忙しくしてますけど、実は締め切りの迫った作品を手がけてるというよりは、ぐるぐるぐるぐる“何か”を作ってるんですよ」